白髪ぼかしは時間がかかる?2

カラーリストの知恵ノート
  1. ホーム
  2. カラーリストの知恵ノート
  3. 白髪ぼかしは時間がかかる?2

白髪染めした部分を、どうやって淡くしていくのか?

白髪ぼかしを成功させるためには、これまで白髪染めをしてきた部分の色を「きちんと淡くしていくこと」が欠かせません。 今回はその続きとして、実際に白髪染めしてきた部分をどのように淡くしていくのかについてお話しします。

前回のコラムの続き

前回のコラムでは、

白髪ぼかしは、これまで白髪染めをしてきた部分の色をきちんと淡くしていかないと、 失敗につながりやすい

というお話をしました。

白髪ぼかしに時間がかかるのは、この工程を丁寧に行う必要があるからです。

今回はその続きとして、実際に白髪染めしてきた部分を、どのように淡くしていくのかについてお話ししていきます。

白髪染めの「濃さ」で、アプローチは変わります

まず前提として、一口に白髪染めといっても、

  • 比較的明るめの白髪染めをしている場合
  • 濃く、しっかり白髪染めをしている場合

では、アプローチの仕方が変わります。

ただし、共通して言えるのは

白髪染め特有の、赤みを含んだブラウンを取り除いていく必要がある

という点です。

明るめの白髪染めをされている髪であれば、比較的スムーズに取り除くことができます。

とはいえ、一度で完成することはほとんどなく、3〜4回ほど状態を見ながら微調整をしていくことが多いです。

問題になるのは、濃い白髪染めを長く続けてきた場合です。

濃く白髪染めが残っている場合

濃く白髪染めが残っている場合は、中途半端に触っても、なかなかキレイにはなりません。

そのため、まずお客様と相談しながら、今後どの進め方を選ぶかを決めていきます。

選択肢は大きく分けて、次の2つです。

一気に取り除く

白髪染めの染料を一度リセットして、移行を短縮する方法。

徐々に取り除く

髪への負担を抑えつつ、回数を重ねて淡く整えていく方法。

一気に取り除く場合

一気に取り除く場合は、白髪染めの染料を一度リセットする工程を行います。

主にブリーチを使用した脱色(脱染)ですが、ブリーチにもパワーの違いがあるため、髪の状態を見ながら、できるだけ負担をかけすぎないものを選択します。

メリット

  • 工程を大きく短縮できる
  • 早く白髪ぼかしの状態に近づける

デメリット

  • 髪へのダメージが出やすい
  • 褪色後に、かなり明るくなりやすい

そのため、この方法は向いている方・向いていない方がはっきり分かれます。

所要時間としては、初回は約3時間前後かかりますが、次回以降は全体染めのみのメニューで、1時間半ほどでメンテナンスが可能になります。

最初のうちは褪色が早く感じやすいため、短めの周期でメンテナンスを行い、徐々に状態を安定させていきます。

そうすることで、少しずつキレイな白髪ぼかしの状態に整っていきます。

徐々に取り除く場合

徐々に取り除いていく場合は、主に次の2つの方法があります。

  1. ハイライトを取り入れながら、少しずつ削っていく
  2. 通常のカラー剤で、白髪染めの染料を徐々に薄くしていく

どちらかといえば、ハイライトを取り入れた方が、白髪をぼかす効果は高くなります。

ただし、ハイライトを入れなくても、時間をかければ必ずキレイな白髪ぼかしにすることは可能です。

この方法の場合、早くても6回(約半年)、かかる方では12回(約1年)ほどかけて、徐々に移行していきます。

ハイライトを入れる場合も、最初の数回だけ様子を見ながら入れていき、雰囲気が淡く整ってきたら、必須ではなくなります。

その後は、

  • デザインとしてハイライトが好き
  • 必要な部分だけアクセントが欲しい

といった場合にのみ取り入れることで、メンテナンスもぐっと楽になっていきます。

白髪ぼかしは「進め方」がとても大切です

白髪ぼかしには、「これが正解」という決まったやり方はありません。

今までの履歴、髪質、ライフスタイル、そして「どんな状態を目指したいか」によって、最適な進め方は変わります。

大切なのは、

無理をせず、今の自分に合ったペースで移行していくこと。

その積み重ねが、結果として一番キレイで、長く楽しめる白髪ぼかしにつながります。